シューズに関するあらゆる情報と解説を掲載している『Shoes Post』で神匠を紹介していただきました。
[紙面内容]
Kamiokaは10月21日、ラオスを生産拠点に展開しているオリジナルのドレスシューズブランド「神匠」の初のショップとなる「Kamioka Gallery」を東京・南青山にオープンさせた。スペースは6.8坪。
張佳玲代表取締役は「メイン機能は販売だが、同時に立地の良さを生かしてブランド認知を高めていきたい。クライアントのためのショールームとしても活用したい」と話す。店内奥にはゆったりとしたフィッティングスペースを設け、サロンスタイルにまとめている。
神匠のほか、Corno Bluとのコラボモデルも展開する。Corno Bluを手掛けるシューモデリスタの清角豊氏はコラボモデルについて「ビスポークの技術を生かした既製品。これをパターンオーダーやビスポークの世界へのエントリーモデルとしてもらいたい」。
価格はグッドイヤーウェルト製法、カーフアッパー仕様で4万4000円と、神匠の中心価格4万~6万円と連動している。
Kamiokaはこの春、ラオスの自社工場の生産ラインにこれまでのグッドイヤーに加え、新たにマッケイのラインを導入した。これにより製造現場の従業員は300人となった。マッケイ製法のラインを新たに導入したのは、ヨーロッパへの輸出が増えるなかマッケイ製法シューズの要望が強くなっているため。ヨーロッパでは現在、オランダの企業経由でイタリア、イギリスなどで販売されている。
今後アジアでの展開も視野に入れており、これについて張代表取締役は「シンガポールを中心とする市場をメイドインジャパンの商品で開拓したい」と話している。
Kamioka Gallery
東京都港区南青山5-4-44 ラポール南青山54 107号室